カタログの活用法

カタログ・パンフレットのデザイン参考例【デザインごとの解説付き】

2024.01.26 金

製品や会社の紹介には欠かせないカタログ・パンフレット。お客様をお話を伺っていると、カタログで最も重要視されるのが「デザイン」だと感じています。

自慢の製品を魅力的に見せつつ、伝えたいことが確かに伝わるようなデザインにできるのだろうか?
イメージはあるけれど上手に制作会社に伝えられない!

そんな時は実際のカタログを見て参考にするのが早道です。デザインの方向性が決まっていれば作成の際の時間や手間も大幅に短縮できますよ。

本記事では、実際のカタログ・パンフレットデザインをもとに各デザインの特徴を解説します。

カタログ・パンフレットデザイン参考例

今回はタクトシステムが実際にご依頼をいただいて制作した5種類のカタログ・パンフレットを、各会社様に許可を頂き掲載させていただきました。

販売製品によるデザインの違いを画像と共にご紹介します。カタログ・パンフレット作成の一助になれば幸いです。

製造業(換気口・換気口フィルター製品などの製造・販売)|株式会社ユニックス

POINT
【表紙】
・白と淡い青をメインに構成して、清潔感と美しさを表現

【中面】
・製品の美しさとインテリアへの馴染みやすさを伝えるために、スタイリッシュな利用イメージをイントロで表現
・特徴的なツメを、効果的な配色でカタログ上部にも配置して検索性を向上

換気口・換気口フィルター製品などを多品種扱う株式会社ユニックス様。
実際にカタログを利用する直営店や代理店は、製品知識の豊富な人が多いため、製品を整然と並べるなどシンプルなカタログ設計でも売り上げに繋がっていました。

しかし、新規のお客様を取り込みたいという意向もあり、リニューアルを決定。製品数が膨大なため、検索性に優れたカタログのリニューアルをご提案しました。

イントロ部分では、ユニックス様の強みである「美しい製品」をしっかりと見せつつ、製品ページでは、ツメを工夫して検索性をアップ。ツメはページの端に配置してカテゴリーごとに高さを変えるのが一般的ですが、イントロ部分で紹介している製品の特性別にも検索できるよう、上部にもツメを配置しました。

株式会社ユニックス様のカタログ、デジタル版はこちら
https://www.unix-coltd.co.jp/webcatalog/intro_pc.html

卸売業(菓子食品などの輸入・卸売)|キタノ商事株式会社様

POINT
【表紙】
・「取り扱い商品の多さ」を表現するために、表紙に数多くの商品を丁寧に配置

【中面】
・フォーマットを調整し、商品を規則的に配置して見やすさを実現

キタノ商事様は多数のブランドと商品を扱っていらっしゃいます。
従来のカタログは、美しいデザインを中心としていましたが、カタログとしての機能性を高めるためにリニューアルされました。

表紙にたくさんの製品を並べて撮影することで、「多くの製品を扱っている」というイメージを伝えると共に、丁寧に整然と並べることで「几帳面、丁寧、大切に商品を扱っている」イメージを醸成しています。

中面では視認性を高めるために一定の規則性をもって製品をレイアウトし、見やすさを向上。各商品の訴求も、ポイントを押さえた50~100文字程度の内容に留め、分かりやすさを重視しています。

そのうえでブランドごとにイメージ画像を効果的に配置、食品としての美味しさを効果的に表現しました。

キタノ商事株式会社様のカタログ、デジタル版はこちら
https://www.kitano-kk.co.jp/catalog/

建設業・製造業(電力計測・制御関連の工事、関連器具の製造・販売)|大崎電気工業株式会社様

POINT
【表紙/目次】
・表紙で代表的な製品をメインで掲載して、カタログに掲載している機器を強く印象付けている

【中面】
・2色印刷のため、ケイ線を効果的に使用し、見やすくキレイなレイアウトに
・品番のフォントは、製品の信頼性・堅実性を考慮

電力計測・制御機器を多く扱う大崎電気工事株式会社様。
誌面上部には、カテゴリー名、商品名を大きく配置し検索制を高め、プロの現場において素早く目的の製品を選んでもらえるようなレイアウトとしています。

また、2色印刷という縛りがありましたが、古いイメージにならないようにケイ線を効果的に使用しています。

品番名のフォントは、商品の信頼・堅実性を考慮し、直線的で機械的、かつ美しい「DIN」を選定。「DIN」は、ドイツの工業製品の品番表記のために開発されたフォントです。

大崎電気工業株式会社様のカタログ、デジタル版はこちら
https://www.osaki.co.jp/ja/product/dl_catalog.html

カタログ・パンフレットデザインを考えるにあたって重要なこと

上記の事例で紹介したように、デザインを考えるにあたっては意識した方がよいことがたくさんあります。その多くはデザイナーが検討するものですが、デザイナーとの意思疎通が困難な場合や提案されたデザインに迷いを感じたときは、以下の関連記事を参考になさってください。

・カタログのデザイン全般について
商品カタログのデザイン制作について全体的なポイントを解説しています。

・見やすいデザインの作り方について
見やすいカタログのデザインは?余白や写真、イラストの使い方も解説!

・表紙デザインの重要性について
徹底解説!会社案内の表紙デザインは企業イメージを左右する

・幅広い方に受け入れやすいとされる「ユニバーサルデザインフォント」の効果について
カタログデザインにおけるユニバーサルデザインフォント(UDフォント)がもたらす効果とは!?

・配色の考え方やコツについて
Webやチラシなどのデザインにおける色の選び方と配色の基本&コツ7選

・色彩がもたらす心理効果について
色彩による心理効果がカタログデザインに与える影響

他にもタクトシステムでは、カタログ制作に関連した様々なコラムを掲載していますのでぜひご覧ください。

まとめ

思わず利用したくなるカタログ・パンフレットのデザインには、ただ美麗なだけでなく「伝えたいことが伝えたい人に伝わる」工夫が必要です。会社・サービス・製品数によってカタログデザインは様々ですが「分かりやすさ」の追求が成功への近道と言えるでしょう。

タクトシステムではお客様と入念な打ち合わせを行い、カタログ制作のプロが集結して成果に直結するカタログを実現します。1,000ページ超の大ボリュームも、芸術性の高いカタログも、経験豊富な制作チームが責任をもって担当いたします。

カタログ・パンフレット制作にお悩みの方は、ぜひタクトシステムまでご相談ください。

パートナー選びに悩んだらタクトシステムへご相談ください!

タクトシステムではお客様が抱える課題・要望に対し、カタログ価値の向上を実現してきました。カタログは売上げに貢献することがゴール。
目的を叶えるカタログプランニングをご提案します。



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お客様の声をいただいています!

完成した総合カタログは、社内アンケートでも85%が使いやすいと回答しており、お客様の評判も非常に良いです。(コトブキシーティング株式会社様)

会社の顔とも言えるカタログで品質やものづくりの精神を訴求できたことは、大きな第一歩だと思います。(株式会社YDM様)

Webサイトや会社案内の延長ではなく、もっとビジネスに直結した新しいツールについても検討していければと思っています。(株式会社第一工芸社様)

 
 

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  • この記事を書いた人

近藤正成

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